子供に文字を覚えてほしい、数字を書いてほしい、計算ができてほしいなど、親は勝手に思ってしまいます。
親の思いとは関係なく、子供は勉強を始めないなんてことはありませんか?
子供が勝手に勉強をするのが理想ですが、なかなか理想通りにはならないのが現実。
むしろ遊び感覚で勉強を始める子供は稀な気がします。
自分が興味を持っている分野に関しては自ら学ぼうとしますが、興味がないことには無関心になりがちです。
無関心な勉強をどのように子供に覚えてもらうかは親にとっての悩みどころでしょう。
ただ、覚えておいてほしいのが「勉強をしろ」と親が言ったとしても、勉強を始める子供は少ないことを。
親の言うとおりに何でもしてくれる子供はほとんどいないので、別の方法で勉強に興味を持ってもらうのがベターです。
結局、子供に限らず勉強をしたいという人は少数なのです。
だからこそ、親が上手く勉強に気が向く仕組みを考えてあげるのが重要になります。
仕組みと難しく言っていますが、勉強をする環境を整えるだけでも効果は期待できます。
勉強をする環境ができていなければ、ずっと勉強から離れる子供に育つ可能性も否定できません。
特に動画を見続ける、テレビをずっと見ている、タブレットにかじりつくなどの子供は勉強から遠ざかることがあります。
勉強について自分の過去を振り返ると分かると思いますが、やる気があって勉強をしているモチベーションってなんでした?
受験が近いから、点数を取りたいからなど、環境が整ってないと勉強はできなかったのではないでしょうか。
環境を整えるにはどのようにするのかを考えます。
1、時間を作る
2、勉強をするものを明確にする
3、ご褒美を作る
1、時間を作る
まず勉強をする時間を作るのが大事です。保育園や幼稚園から帰ってきてから、この時間は勉強の時間と決めてあげます。
時間は30分でも、40分でもいいです。1時間は長いという子もいますので、子供に合わせて時間は決めましょう。
時間を決めたら毎日同じことを繰り返すようにします。
習慣になると子供は自分で勉強を始めるようになります。それまでは何度も同じように繰り返すのが重要です。
2、勉強をするのものを明確にする
文字を書く、計算をする、数字を覚えるなどその日勉強をするものを明確にします。
今日は何しますと先に話しておくと子供は理解しやすいです。
平仮名を覚えてほしいなら、平仮名を何度も書かせるようにします。何度も言いますが、できないからと言って諦めるのはマイナス効果になります。
できないなら何度でも同じことを繰り返すようにして、できるまで教えるのがポイントです。
3、ご褒美を作る
子供に勉強をしてもらうには最初にご褒美を作るのが大事です。
お菓子が欲しい子にはお菓子、動画を見たい子には動画など、その子が欲しいものをご褒美すると効果的です。
子供が何が欲しいと言ったときに、「それが欲しいなら勉強をしてからね」と言うとスムーズに勉強に導けます。
習慣ができれば勉強をすればご褒美が手に入ると理解して、自分から勉強をするという子も出てくるでしょう。
このように勉強をする環境を整えるのは親の責任とも言えます。
勉強を始めたいという子供ならこんな苦労を親がする必要はありません。
子供が自分から勉強をしたいと申し出るなら、素直に教えるのがいいでしょう。
ただ、ずっと遊んでいて勉強をしないというなら、親が少し行動を修正する必要があります。
行動を少しだけ変えてあげると子供は自分で勉強に興味を持つかもしれません。
子供によっては強めに修正しなければいけないケースもあるため、子供の様子を見ながら進めましょう。
このように子供の勉強を始めるときには親のサポートは重要です。
親は子供の様子を見ならが勉強と上手く付き合う方法を探っていきましょう。
このように、子供はいやいやでも勉強をする環境を整えるのは親の責任とも言えます。
親が責任を果たすと子供が勉強を始める可能性が高まります。